① はじめに
かつてお笑いコンビ「雨上がり決死隊」として活躍し、国民的人気を誇った宮迫博之さん。しかし2019年の反社会的勢力との接点問題で活動停止を余儀なくされ、その後も世間を騒がせ続けています。そして2025年、プロ野球の始球式でのパフォーマンスが再び大炎上。今回は、宮迫博之さんの過去と現在、そして物議を醸した炎上始球式の背景を振り返ります。
② 宮迫博之とは何者か
宮迫博之さんは1970年、大阪府生まれ。1989年に蛍原徹さんと「雨上がり決死隊」を結成し、吉本興業に所属。ツッコミ担当としてバラエティ番組を中心に活躍しました。
代表的な出演番組：
- 『アメトーーク！』（テレビ朝日）
- 『行列のできる法律相談所』（日本テレビ）
- 『世界の果てまでイッテQ！』（日本テレビ、不定期出演）
- 『すべらない話』（フジテレビ）
- 『サタデーナイトチャイルドマシーン』（NHK）
- 『人志松本の〇〇な話』（フジテレビ）
多彩な番組で司会・進行役を務め、時に俳優としても評価を受けました。そんな中、2019年に闇営業問題が発覚し、芸能人生が一転します。
③ 反社との接点問題
2019年、宮迫さんが反社会的勢力の会合に参加し、報酬を受け取っていたと報じられました。当初は金銭の受領を否定しましたが、後に認めて謝罪。吉本興業との契約は解除され、レギュラー番組も降板を余儀なくされました。
この「闇営業問題」はお笑い業界を揺るがす大事件となり、吉本興業の体制批判にも波及。宮迫さん自身も涙の謝罪会見を開きましたが、テレビ復帰は叶わず、独自の道を歩むことになります。
④ YouTubeでの再起と飲食業挑戦
芸能界から退いた宮迫さんは、YouTubeチャンネル「宮迫ですッ！」を立ち上げ、バラエティ動画やコラボ企画で新たなファン層を獲得します。さらに「牛宮城」という焼肉店のプロデュースにも挑戦しました。
一方で「反省が感じられない」「自己弁護に見える」といった批判も根強く、賛否両論の中での活動が続きました。
⑤ 2025年・始球式炎上事件
2025年、宮迫博之さんはあるプロ野球公式戦で始球式を務めました。しかし、この始球式がネットで大炎上します。
炎上の理由：
- 派手すぎる演出（マウンドで長々とパフォーマンス）
- 投球前に大声で観客を煽る行為
- 投球後にガッツポーズや歓声アピールが過剰
- 試合開始時間を遅らせたとの批判
さらに、この始球式は「球団幹部の知人であるスポンサー社長のコネ」による起用だったことが後に報じられ、批判は一層加熱。「本来ふさわしい人が投げるべき」「スポンサーの顔色で選手が犠牲になるのは違う」といった意見がSNS上で拡散されました。
⑥ 宮迫博之という存在の評価
反社問題、YouTube活動、牛宮城、炎上始球式――宮迫博之さんはいつの時代も「賛否両論の中心」にいます。
かつてのテレビスターからYouTuber、そして飲食業プロデューサーへ。宮迫さんの挑戦は、失敗や批判に晒されながらも続いています。
一方で、「テレビに戻るべきではない」という声や、「不器用だが正直者」と評価する声もあり、評価は二極化しています。
⑦ まとめ
宮迫博之さんの人生は、華やかな成功と、深い挫折、そして数々の“やらかし”に彩られています。反社問題の責任、始球式の批判、すべてを背負いながら、それでもなお表現者であろうとする姿は、好むと好まざるとに関わらず、目が離せない存在です。
「お笑い界の光と影」を象徴する宮迫博之さん。彼の物語はまだ“笑い”の先に続いているのかもしれません。
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