今年ももう約1か月がたち、年末年始リセットできた気持ちも疲れていませんか。
もう電話セールスは嫌だ!と営業からの脱却をしたい方、また中々希望のポジションにつけず、悩んでいる方は必見です。もう転職してしまいましょう!
ということで、ここでは、転職サービス会社が提供している2023年の転職市場予測レポートを確認し、どんな転職先が活況か、また同業の銀行への転職はどうなのか、みていきます。
今年度の転職市場の動向:リクルートより
まずは、大手人材派遣のリクルートが提供しているレポート(2023年 転職市場の展望 (recruit.co.jp))を確認していきます。
レポートの副タイトルには「引き続き、転職市場は活況。景況感の変化はあっても人材獲得競争の過熱は続く。 働く個人の希望は多様化。採用ターゲットの明確化と体制の深化が人材獲得のカギ。」とあります。
過去最高水準の求人数。来年度もこの傾向は続く、とのことです。
また、働き方の多様化は不可逆。個人に選択肢をということで、働く場所・時間の制約をできるだけ受けたくないと いう声は、今やほとんどの求職者から聞かれる状況であり、 また、求人が選べる状況の方であるほど、働き方が希望に沿わなければ応募には至らない。とあり、応募する側にとって、受け入れ側が多様化を認めてくれる傾向にある点は非常にありがたいだろう。
今年度の転職市場の動向:パーソルキャリアより
次に、転職サービスDodaを展開しているパーソルキャリアが提供しているレポート(転職サービス「doda」、「転職市場予測2023上半期」を発表 全ての業界で求人数が増加し、転職市場は活発化の見込み | ニュースリリース | パーソルキャリア – PERSOL CAREER (persol-career.co.jp))を確認していきます。
こちらも、「2023年上半期の転職市場は、新型コロナから回復した企業の業績好調を背景に、求人が増えて“追い風”が続く見込み」とあり、2023年上半期の転職市場全体における求人は、全14分野で増加と予測しており、市場全体で活発化する見込みになっています。
求人増加の背景には、企業の事業成長があると考えられます。2020年を底に企業の業績が回復し、現在では業績好調の企業も増えています。
結果、コロナ禍で採用活動を中断していた企業が採用を再開し始め、求人数はコロナ前の水準まで増加し、転職市場全体で売り手市場になっています。
銀行業界の転職市場の動向:リクルートより
同業への転職をする方も多いと思いますので、銀行業界の動向をみていきます。
業界・企業側の動きとしては、採用意欲は引き続き旺盛で、多くの求人が出ているようです。
専門職では、サステナビリティに絡むポジション、M&A関連、ファンド投資、LBOファイナンスなど多岐にわたるようだ。ターゲットは他銀行で同じか、あるいは近接のファイナンス系の経験がある方だが、経験者は少ないためポテンシャル採用も進んでいる状態です。
ファイナンス領域では、PEファンドが投資を積極的に行っているため、その投資に関連する融資が活発です。
また、銀行法の改正に伴い投資条件の緩和があり、銀行自体も投資を活発化させている。
ミドル・シニアの採用についても進んでおり、背景には新しい組織の立ち上げに際して責任者を外部採用する動きが出てきたことが挙げられる。今までは部⻑クラスの採用が難しかったが、自社にはいない人材を獲得することが前提になるため、事業によっては銀行外の金融業界を中心とした異業界からの採用も進んでいる。
AMLなどのリスク管理に絡む求人も積極採用が継続。ターゲット自体が少ないため人材争奪戦の様相のようである。
銀行業界の転職市場の動向:パーソルキャリアより
ITシステム、事務企画・DX推進、スペシャルファイナンス、セキュリティ、市場運用、M&A、監査、コンプライアンスといった専門領域では、豊富な経験を持った人材の採用が積極的に行われる見込みです。
銀行、証券、生損保、リースなどの大手金融機関を中心に、組織の活性化を図るため、第二新卒で若手人材を確保する動きが見られると予想しているとのことです。
まとめ
上記の通り転職市場全体についても活況であり、若手の第二新卒からシニア層、部長職以上などのハイクラスについても採用が進んでいるようです。
多くの人にチャンスがあるでしょう。 ただし、比較的豊富な経験を持った専門領域において人材の採用が積極的に行われているため、そういった動向を見極める必要があるようだ。
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